大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学生活のおとも ートイレットペーパーー

トイレットペーパーは一年間にいくつ必要なのか、想像もつきませんでした。

一人で暮らしたことがなかったですし、家族は男女混合なので単純に割り算もできません。韓国に到着した日からトイレだけはすぐに使うだろうと考えた心配性の私は、日本から2ロール持参しました。芯を抜いて潰し、スーツケースの隅に押し込んで。到着後の隔離が必要なくなった直後でしたが、到着した日にすぐに買い出ししないと暮らせないということがないように準備したのです。

その2ロールがなくなるまでの間に、大学の近所で市場調査を実施しました。これから始まる一年間の一人暮らし、楽しみだけど無駄遣いはぜひ避けたいもの。どこにどんなものが売っていて、どのくらいの単位から買えて、おおよそいくらぐらいなのか知りたかったのです。

大学周辺で、食料品スーパーから、eマート、コンビニやダイソーまで、ネイバー地図を見ながらあちこち見て回りました。ウォーキングも兼ねてかなり歩きました。でも、どこを見てもトイレットペーパーは私の中の基準価格よりかなりの高額で驚きました。

日本ではペーパーと名のつくものはドラッグストアで買っていましたが、それらしきところは近所に見当たりません。「薬」の看板は多いけれど、ちょっと入りにくいほど小さな、まさに薬屋さんで、ペーパーを買うところではなさそうです。オリーブヤングっていうのもちょっと違う感じですし。一体みんなどこで買っているのでしょうか?

学生街なので、いや学生でなくてもペーパーの需要は必ずあるはずなのに、これだけ探しても納得のいく、いや主婦として許せる価格帯のものが見当たらないということは、韓国ではこんな値段なんだという結論に至りました。仕方ありません。生活必需品ですから買いますよ。

ただ、それならせめて余らないように少量ずつ買いたいと考えるのが主婦の人情というもの。少量パックを探していると、一駅先のダイソーに1ロールずつ売っているのを見つけました。たしか500ウォン。買えない値段ではありません。そのくらいのお金、持っています。でもね、日本で12ロールいくらで買っていたのかを考えたら、ちょっとばかばかしくなります。しかも1か月の語学研修で来たというなら諦めますが、1年いるのです。もうちょっとまとめて買ってお得に済ませたいと思ったのです。どうせ流してしまうものなんですから。

そういうわけで持参した2ロールがなくなる頃、いったん10ロール入りをダイソーで買ってみたものの割高感に耐え切れず、次は30ロール入り9,900ウォンを一番近いLマートで買いました。大容量はお得だけれど、かなり重いということに気がついたからです。

そうしてこれを見事にちょうど使い切って帰国しました。途中で帰国したコシウォン仲間がいくつか置いていってくれたのも含んでいますが、無駄のない買い物に大満足です。

最後になりましたが私の住んでいたコシウォンはペーパーが流せないトイレだったこと、申し添えます。どうせ流してしまうもの、というのは間違いでした。言葉の勢いで。悪しからずご了承ください。

 

#大人の韓国留学 #留学生活の必需品