大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学生活の心得 ー健康維持編ー

日本にいるときと違って自分の健康だけ守ればいいことも実に気楽でした。

留学生活の間は仕事があるわけでもないから睡眠を削ってまで無理する必要もありません。ただ、自分に何かあっても助けてくれる家族はいないことを考えて、決して体調を崩さないよう自分なりのルールを決めていました。

早寝早起き。毎日1時間歩く。

この二つを貫いたおかげかどうかわかりませんが、一年間で熱が出たり体調を崩したりしたのはワクチンを打った翌日の一回のみ。もともと頭痛持ちのため、両手いっぱいの頭痛薬を日本から持って行きましたが、ほぼ持って帰ってきました。コロナも運よく避けられて、健康で幸せな一年でした。

語学堂の授業は午前のときと午後の時がありましたが、どちらにしても、朝起きて日付が変わる前には寝る。年齢も年齢ですし、新しい生活が嬉しくてそうそう朝寝もしていられませんでした。

授業の後、一日の課題が終わってから1時間ほどの散歩が日課でした。大学の回りは東西南北どちらへも行ってみて、「普通の人」を観察するのが楽しみでした。近くには漢江の支流が流れていたので、その周辺も魅力的な景色で大好きでした。

気楽な留学生活ですが、家に帰っても誰もいない、誰も帰って来ないというのは私にとっては驚くほど寂しいことでした。今思えば、体を動かして、規則正しい生活をして、考える暇を作らないようにしていたのかもしれません。

食事は、一日一食はたいてい学食。朝授業の時は昼食、午後授業の時は夕食を学校で済ませることが多かったです。通っていた大学の学食は「安くておいしいと評判」というのが先生の口癖でした。比較してみたことはありませんが定食が3500ウォン~4000ウォンでしたから確かに安いと思います。

残りは自炊ですが、これは主婦ですから何も困ることはありません。週に一度市場でまとめ買いした安くて新鮮な材料で、サラダや簡単なスープを作ったり、冷凍の饅頭(小籠包)などを足したり。ご飯はコシウォンの台所に常に炊いてあったし、調味料は日本からひと通り持って行ったものが役に立ちました。和風と中華風の顆粒だし、塩、こしょう、しょうゆ。韓国でも手に入りますがやはり日本の値段を知っているので高くて驚きます。

たまには凝った料理でも、と初めのうちは思っていましたが、コシウォンの小さなキッチンを一人で占領するのは迷惑ということがわかってからはやらなくなりました。マートや冷凍食品専門の無人店では、温めるだけで食べられるものはいくらでも売っています。ただ、量が多い、油分塩分が多い、毎日食べるには高い、というのが私の感想です。

 こんな風に一年間は無理せず、ルーティン通りに過ごし、高栄養低カロリーの生活を送ったおかげで健康が維持できたと思います。ストレスもないし、健康診断の数値は以前より良くなったほどです。期間限定だからできたことかもしれませんが。

 

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