留学生活を支えてくれたもの
春はもうそこまで来ているでしょうに、冷たい強風と乾いた空気。田舎の木造一軒家、北向きの寝室は冷えきった四角い木箱と化しています。この頃布団に入るとき思い出すのは、コシウォンで使っていた電熱マット。 ホットカーペットの電熱入りの部分だけ、表面…
伝統市場と並んで、どこでもドアがあったら今でも毎日行きたいところ、ペボン山。 100m級の南北に細長い山に、散歩道がひたすら続いています。気に入っていた理由はたくさんあります。安全。管理が行き届いている。利用者のマナーがいい。自然がいっぱい……。…
お腹を満たしてくれたのは伝統市場でしたが、心と脚を鍛え、慰めてくれたのはペボン山という小さな山でした。 慰めると言っても腹の立つこととか、寂しくて泣きそうだったという記憶はほとんどないのですが、ペボン山はただいつもそこにあって私を黙って受け…
どこでもドアがあったら、帰国後も、いつもこの市場と行き来したい。 語学堂の課題レポートにこう書いたのを覚えています。 先生に「どこでもドア」(어디서나 문)が通じたのも楽しい思い出ですし、今この瞬間もこの気持ちに変わりはありません。 その市場…