大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学生活の思い出 ―語学堂からのメール編―  

春かと思ったら急に初夏を思わせる日差しになって、渡韓の前後に留学先の学校から受け取ったメールを必死で読んでいたのがちょうどこんな季節だったなと思い出しています。

一番はじめは渡韓の一週間ほど前。「10日後、オンラインでレベルチェックテスト[分班試験]をします」という内容でした。何級に入るのかという面談は一か月以上前にオンラインで終わっていて、できれば語学堂の通翻訳課程に入りたかったものの実力不足を判断された私は5級に入ることが決まっていたのでした。

その翌日には、入国日と韓国国内の電話番号またはカカオトークIDを知らせるようにというメール。エージェントを通じて既に韓国で使う携帯SIMが手元にあった私はその両方を書いて返信しました。ここまでの2通のメールは韓国語、英語、日本語の順で同じことが書かれていて結構親切なんだなと思いましたが、全レベルの学生への一斉メールのようでしたから、韓国語を初めて学習する学生の事を考えれば当然と言えば当然なのかもしれません。

さらに数日後、渡韓の前々日にクラス分けテストのZOOMのリンクと受験者の名簿が送られてきました。午前中に一人15分ずつ、9人のインタビューを順に行った後、午後には筆記試験がありますという内容。名簿の名前はすべてアルファベットでしたのではっきりとはわからないものの、中国語圏と思しき名前が多めだなという印象でした。そしてこの時のメールの本文や添付資料内の説明文は韓国語と英語のみで、前回の2通とは担当者の名前が違っていました。

ちなみにオンラインでの筆記試験というのは、先生が画面に問題を映してくれるので、それを見ながらノートか何かに答えだけを書き、最後にそれを写真に撮って先生にメールで送るという方式でした。一応筆記具もノートも手元に置いていて慌てずにすみましたが、渡韓直後なのかデジタル世代なのか、手元に「紙」というものがなくて慌てていた人がいたのも確かです。不正防止のために自分の手元を映しながら問題を解くので、特にスマホで受験していた人は画面も小さいし、手元は移さなければいけないしでちょっと大変そうでした。内容は文法や文章問題、作文もあったように思います。レベルチェックというくらいですからある程度の分量がないと判断できないのはわかりますが、思ったより分量が多くて驚きました。

その5日後、渡韓して3日ほど過ぎたころ留学生全員宛てにビザ申請に関する案内メールが来ました。外国人は入国後90日以内に必ず行わなければならないもので、日本で言う行政書士のような人が申請代行を行うこともできるという内容。ただ、もちろん代行は有料(5万ウォン)のうえ、その受付日は一か月以上も先。今こんなに暇なのに時間もお金も勿体ないと思った私は暇に任せて検索しまくり、オンラインでハイコリアに予約を入れたり、大学の事務所に在学証明書など必要な書類をもらいに行ったりしました。在学証明書は学期が始まらないと出せないと言われたものの早めに動いたおかげでハイコリアの予約は早めに取れたのでした。この時のメール本文は韓英中国語で、添付資料にはさらにベトナム語が加わっていたので、いかにベトナム出身者が増えているかを感じたのでした。

そうして開講を月曜日に控えた金曜日にようやくクラス分けテストの結果が送られてきました。韓中英に加えて日本語のメッセージもありましたが、ファイルには1級から6級まですべての学生の名前とクラスが書かれていてびっくり。級別の人数規模などが分かって個人的には興味深く見たものの個人情報としてどうなのかなと思ったのでした。さらに同じ日に来た保険に関する別のメールは韓国語のみという不思議。

こうして振り返ってみると、留学先の学校からのメールは差し出し部署(大学事務局が大学学部生、語学堂学生を含めた全留学生に向けている場合と語学堂の事務局からの場合あり)と担当者によって日本語があったり、なかったりしました。今は翻訳アプリがありますから少なくとも文書で送られて来れば何とでもなるものの、韓国語の初学者で英語も得意でなければ若干不安という事態は起こり続けるようです。まぁそれが留学の醍醐味でもあるのですが、語学と紙の準備は大事だなという教訓の思い出です。

 

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