大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学の意味 ー韓国を満喫 お出かけ編ー

渡韓は5回目でした。

ハングルがようやく拾い読みできるレベルの頃、初めて一人でソウルに出かけて行ったのが10年ほど前。当時江南の狎鴎亭にあった語学スクールで、一週間の超超短期語学留学をしました。ホームステイもして。その後は家族を巻き込んでソウルと釜山に一回ずつ、お友達とツアーで釜山に一回旅行し、今回が5回目というわけです。

留学の第一の目的は韓国語の勉強が思い切りしたいということでしたが、一年住むからには見どころにはひととおり行っておきたいと思っていました。美しい景色というより、歴史的な建造物。ですから、課題に余裕のある週末や、学期のあい間の休みの期間には思いつくまま、本当に足の向くまま、あちこち出かけていました。

観光客向けに作られたソウルの見どころを100か所集めた紙の観光マップが手元にあるのですが、そこに出ているところは以前の旅行も含めて大体全部回りました。それからソウル周辺、地方都市も少しだけ。水原、坡州、江陵…。勉強しながら遊ぶには一年はあっという間です。

景福宮や宗廟、徳寿宮は、結局何度も足を運ぶことになったのもあって、時間をかけて少々丁寧に解説を読んだり聞いたりできました。ただまだ知らないことも多く、本を読み、歴史的な背景をもっとしっかり理解したうえで、その時代のドラマや映画をこれからもっともっと楽しみたいという欲が出ました。行きたかったところに全部行ってもう韓国に興味がなくなったりしないかと考えたこともありましたが、そうではありませんでした。

国立中央博物館や現代美術館も同じで、ゆっくり回れて大満足。夢だった半跏思惟像には3回も会いに行きました。本当に美しい。大昔、どうやって同じ姿の仏像が日本にも渡ってきたのか…

漢城跡も大好きな場所の一つです。ロマンがあって、空想が広がります。丘の上で一人ぼーっとしました。日本で立派なお城を見るよりも石垣しか残ってない城跡に惹かれるのと似ています。

大昔の朝鮮半島とのつながりにロマンを抱きながら色々見ていくと、最終的に近代になって日本が破壊したとか、どうとかこうとか…そういう展示になっていって、かなり残念な気持ちになって帰ってくる。その繰り返しではありましたが。

こういう所は一人で気ままに好きなだけ見て、好きな時間に夜景を見ながらバスで帰る自由を満喫しました。家で誰かがお腹を空かせて待っている訳でもありませんから。しかも交通費は安いし、漢江を渡る雄大な景色や色んな街の通りを見ながら・・・歩いてる人を見るだけでもこの街の人たちの暮らしを垣間見た気がして面白かったものです。

一人で行きにくいところ、自分なら率先していかないようなところは、学校で知り合った子どもより若い留学生の子にくっついて行くことが多かったです。カフェ、モール、映画館、動物園、弘大、大学路…。漢江でラーメンを食べるというのもありました。自分一人なら絶対にやらないこと、貴重な経験でした。お陰様で母娘旅行のような楽しい時間もたくさんいただいて。私を意外なところに連れ出してくれてありがとう。

   

    

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