大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学の意味 ー50歳だからできたことー

視力のように年齢と共にどうにもならないことがある一方で、思いがけずいいこともありました。 

まず一つは、年齢の近い先生と個人的に仲良くなれたこと。

一人では食べに行けないような穴場のお店に連れて行ってご馳走してくださったり、先生と生徒というより、人と人、女性と女性、おばさんとおばさんとして人生の話ができたように思います。子育てをようやく終え、家族を残して韓国まで来て必死に勉強しているおばさん学生を励まそうという温かさも感じられてありがたかったです。よりによってコシウォンに住んでいる物好きなおばさんに同情してくださったのかもと思わないでもありませんが。この年だから訊けたこと、話せたこと、わかり合えたことがたくさんあり、本当に得した気分でした。

もう一つは、在韓外国人配偶者向けのプログラムに参加できたことです。

ボランティア登録する時にたまたま知って、私は外国人妻ではないのですが席が空いていると連絡をくださるようになったのです。講座の性格上、平日の昼間開催のものが多かったのですが、授業時間とずれていれば必ず参加していました。アロマや料理の体験講座、大きなホールでの観劇や「伝統市場ツアーと韓方博物館での足湯体験」というのもありました。

特に、「アブノーマル会談」にも出演していた外国人タレントの講演は、他ではお金を出しても聞けない貴重なお話だったと思います。渡韓前にNetflixで放映していたその番組をさんざん見ていましたので直接近くでお話を聞けて単純に嬉しかったですし、流ちょうな韓国語にも驚かされました。文化の違う韓国という外国でどのようなマインドセットで暮らしているのか、というお話は身につまされるものもあり、しなやかな強さも感じられて大いに刺激を受けました。

また、このプログラムに参加している日本、中国、ベトナム、ネパール出身の女性たちと場を共有できたことも嬉しいできごとでした。街を歩いていてもなかなか知り合えない人たちです。とにかくみなさんたくましいし、そこに現代韓国の社会の一面を見た気もします。

自分がその場にいてもまったく違和感のない存在であることに感謝しました。おばさんでよかった!

 

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