去年の今ごろは、数か月前に起きた雑踏事故の余韻で何となくイベントごとを楽しむムードではない雰囲気だったような気がします。マートやコンビニではチョコレートが山積みにはなっていましたが。
日本では長年無視してきた製菓業界主導の行事ですが、語学堂の先生に日頃の感謝の気持ちをあらわせるなら、と近所のコンビニに並んでいたきれいなリボンつきのチョコレート菓子を2箱買って学校に行きました。予想通り、先生はクラスのみんなで食べましょうと言って休憩時間に糖分の補給という流れに。私にも一つ回ってきたので食べましたが、普通のポッキーの2倍ぐらいの長さと太さのそれは、カラフルなチョコレートスプレーがくっついていて、なかなかきれいでした。何より実に無難な味と品質で、ひと安心。
実はその数日前、学校の食堂にあるコンビニで普通のペペロを2箱買っておいたのです。機会があれば、先生やクラスメイトにでも配ろうかと・・・その時は思ったのですが、せっかくだからちょっときれいに包んであるものを先生に差し上げたいと思い直しました。普通の日ならまだしも、バレンタインデーにいい年したおばさんが普通のペペロって、あまりにもセコいかなと思って。そこまでお金がないわけでもないですしね。
それならこれは自分で食べてしまおうと封を開けると、何か変です。ブラックチョコレートが白っぽい。そして、ペペロというのは私が知っている昔ながらのグリコのポッキーよりは細いはずなのに、そうではないのです。一度溶けて、袋の中でお隣のペペロさんとくっついた感じ。もちろんおいしいはずがありません。
あーこれを教室で配らなくて本当に良かった。それにしてもこの品質管理。一切、日のあたらない店舗なのに、一体いつどこで溶けて、また固まったの? そういえば、みんなに配ったチョコはコンビニの外に並んでいたけれど、あれはよく無事だったなと、今思い返してもちょっと背筋が寒くなる思い出です。
#留学生活の思い出 #大人の韓国留学