大人の韓国留学 50を過ぎた私の留学の旅思い出日記

50代で1年間韓国の大学の語学堂に語学留学しました。帰国してしばらく経ちますがあの時の気持ちを残しておきたくて書いている思い出日記です。

留学準備―住居費編―

学費に次いで予算を大きく占めるのは住居費。

学生寮ワンルーム、コシウォンなどがあり、これも学校選びの時と同じで、欲張りな私は色々なところに数か月ずつ住んでみるのはどうかと、にやにやしながら考えたりしていました。実際に勉強が始まってしまえばそんな心の余裕は全くありませんでしたけれど。

 

まず予算的にかなり抑えられそうだと考えたのが学生寮ですが、大抵どの学校も二人一部屋。こんなおばさんと同じ部屋になる子がかわいそうと思って断念しました。いま思えば通翻訳課程は録音課題も多く、相部屋だとお互い集中できなかったと私は思います。なにせ2、3時間は平気で課題の音読練習、録音を繰り返していましたから。まぁカフェで録音するというツワモノもいるにはいましたが。

 

次にワンルームは、そもそも契約が通常一年以上ということで、期間を決めかねていた私のリストからは早々に外れました。それに、主婦の身としては留学の間だけでも家の管理、つまりごみ捨てとか、光熱費の支払いとか、水回りや玄関の掃除とか、そういう諸々を忘れられるに越したことはないと思っていたので、その点では避けて正解だったと思います。

 

最終的にコシウォン。いかにも韓国らしい住まい方でドラマや小説にもよく登場する夢のコシウォンです。予備校の狭い狭い寮のようなところで、かなり費用が抑えられたと思います。エージェントさんが提携している物件で月55万ウォン、4か月目からは大家さんが一割引いてあげると言って、本当に引いてくれました。敷金や礼金のようなものはありませんから光熱費なども全部含めてこの金額。一年間の合計住居費は610万ウォン程度。学校の目の前でしたから交通費はゼロでした。

 

どんな住居形態だとしても家賃だけでは判断できないのが住まい。建物や部屋の衛生や設備管理の状態、管理人や大家さんの人柄や言葉が通じるか問題、交通の便など、あらかじめ確認するのが難しいことも多く、それらを一定以上の水準で備えた物件を信頼できるエージェントに紹介してもらったのは私には正解でした。

「ソウルにはコシウォンやワンルームも多いけど人だってすごく多い。地方から出てきた韓国人だって家賃を押さえたければはコシウォンに住んでる。だからいい部屋を学校の傍で探すなんて本当に星を掴むみたいなモノ」

と部屋探しに苦労している何人もの学生さんから聞いたのを思い出します。

そういえば私が住んでいたコシウォンには韓国人のオジサンは住んでいましたが、オバサンは一人も見たことがありません。コシウォンはそういう所なのかもしれません。廊下をうろうろしていたら、部屋探しにきた韓国人の学生やその保護者に、何度か大家さんと間違えられましたから。

 

 

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